イタリア野球情報

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イタリア野球リーグ2016総括+イタリア代表候補名鑑


書くたびに、次はもう書かねーな、と心のなかで思っていたりするのですが、結局イタリアリーグ総括も13年、15年に続いて3回目となりました。今度こそ次があるかどうかは分からない。

個人的にイタリアをフォーカスするようになったのは3年前。
ヨーロッパと言えばオランダは既に国際大会で存在感を示すようになってきたころで、さらにオランダ野球に関しては信頼できる情報の伝え手も登場してきたことにより、徐々にイタリアの野球を掘り下げるようになっていきました。

もともと、誰も掘り下げてないところを自力で掘り下げることを好んできた結果、このような趣味に辿りついているので、徐々にオランダが国際舞台で活躍するようになってきた流れに逆行するようなことをしたのは、必然だったような気がしますね。


ここのブログで書くことは、ある程度需要があることだと見越して書く記事と、自分が書きたいもの・読みたいものを書いただけという記事の両方がありまして、だいたい前者か、前者と後者を折衷したようなモチベーションで書いてたりするのですが、このイタリアリーグ総括に関しては完全に後者に針が振り切ってます笑

SNSとかだとどうしても反応が得られやすい方向に走ってしまう事もあるのですが、ブログでは職人気質(?)を貫いた内容のものも書き続けたいと思います。もちろん、僕以外のどこかの誰かにとっても必要なものであることにも期待しているのですが。

○イタリアリーグのレベルとは

昨年の2015年は「イタリアリーグ」の情報収集に関してはこれ以上ない一年だったように思います。
3月の侍ジャパン対欧州選抜に、8月のU18ワールドカップ、11月のプレミア12、12月のアジアWL。

テレビやネット中継などで、これまでにないほどイタリアリーグでプレーする選手の情報収集の機会に恵まれました。
プレミア12に関しては全試合録画、U18に関しては現地まで観戦に行きました。

イタリア代表に選ばれる選手だけでなく、平均的なイタリア人選手を見る機会が多かったのも個人的に大きかったんですよね。

イタリアの野球リーグのレベルがどのようなものなのか、というのは一言で言うと説明は難しいと思います。
昨年の総括にも書きましたけど、マイナーリーグのように選手間のレベルが均質化していない。
元メジャーリーガーから、130キロに届かないイタリア人投手まで混在するのがイタリアリーグ、という感じです。

ピッチャーに関してはAA、AAAあたりの経験のある外国人投手を2人先発でどこも揃えています。そこに外国人枠の対象には入らないマイナー経験くらいは持っているイタリア系のアメリカ人やベネズエラ人が1人、2人いて、イタリア代表クラスのイタリア人投手だと130キロ中盤から後半くらい。
そしてイタリア代表未満のイタリア人投手だと120後半-130中盤くらい。球速で表現するならば、こういったピッチャーたちで構成されるのがイタリアリーグのピッチングスタッフです。これである程度レベルのイメージはできるでしょうか。

守備面に関しては、どこもショートを中心に中南米出身の内野手が1、2人いるので彼らはしっかり守れます。
イタリア人選手でも無難に守れる選手もちょこちょこいるのですが、平均的なイタリア人選手の守りは基本的に怪しい。
トップカテゴリー以外でもしっかり守備が成り立っている日本の野球に見慣れている我々の感覚からすると、いわゆるお粗末な守備という印象を持たれると思います。まあ、マイナーリーグも最下層レベルだとこんな感じなんだろうとは思いますが・・。


リーグ全体のバランスで言うと、勝率が1割台、1割未満といったリーグのバランスを崩すような弱小チームが今年はノバーラ1チームしかなかったので、そういう意味では良かったように思います。数年前はそういったチームが3チームくらいあったので、打率なんかはかなり下位から稼ぎやすく、3割打者が続出し首位打者争いが4割を超えるラインで争われていました。打撃成績に限らず、下位から「稼ぎやすい」システムはかなり数字の信頼性を落としていた印象です。それを考えると、たとえば今年シーズンを通じて3割を打った選手なんかはかなり価値が高いように思いますね。日本のプロ野球に居た選手なら誰でも必ず3割は約束されているような、そんなリーグではないと思いますよ。

選手間のレベルの差があるのでマイナーリーグのどこ相当のレベルか、というのを例えるのは難しい。あえて言うならば平均して1Aのショートシーズン(low‐A)くらい、という風に考えています。1Aのレベルを正確に把握しているわけではないのですが、たとえば全体を平均してAAレベルに達していると言い切るのは、正直かなり苦しいと思います。なので、そういったところかなあ、と。


○外国人枠

イタリア野球のレベルを支えてきたのが海外出身選手。
現在は4枠あります。ベネズエラ人選手が圧倒的に多い印象で、先発投手とショートストップはどこのチームにもほぼ必ず中南米出身選手がいます。さらに、イタリア国籍を持っている海外出身選手はこの枠外になっていて、イタリア以外のEU国籍を持っている二重国籍選手も外国人枠にはカウントされない。なのでとにかく中南米出身選手の数が多い。なるべく二重国籍の選手はこのあとの戦力紹介でそれが分かるように書いてますが、スペインとかもどこに関わりがあるのかよく分からない人に市民権与えますし・・。もちろん、イタリア人選手の出場機会を守る仕組みも出来ており、3連戦のうち1試合はイタリア人投手しか使わないゲームにすることがルールとなっていたり、イタリア連盟傘下のチームで6年以上をプレーしている選手(=イタリア人扱い)がフィールド上に6人いなければならない、というルールもあったりします。

ちなみにですが、今年ブルワーズで先発ローテーションに入って6勝を挙げているジュニア・ゲラというベネズエラ人投手は、2年前までサンマリノのエースとして活躍していました。ここに来る外国人投手のレベルの高さを証明すると同時に、案外欧州に流れ着くのは片道切符でもないということを証明しています。

○イタリアリーグは「プロ野球」なのか?

少なくともヨーロッパの中では最もプロ野球に近いと思います。2010年に旧セリエAの中から財力のあるチームが集まって独立して作られたのが今のイタリアンベースボールリーグ。イタリアらしく緩かった側面もあったらしいチームの運営も多少はプロらしくはなっていったとは聞きます。毎年何かしら問題が起こって、リーグのフォーマットもコロコロ変わる印象はありますけど。ただ、設立当初の理想通りにはいってないようですが、やってくる外国人選手のレベルも上がり、それに従ってリーグ戦全体のレベルも上がっていきました。その象徴がヨーロッパにおけるナンバーワンクラブを決めるヨーロピアンカップでイタリア勢が7連覇を果たしたことでしょうか。イタリア人選手とオランダ人選手で比べるとオランダの方がレベルは高いのですが、海外出身選手の質と量ではやはりイタリアの方に分があります。もっとも、その連覇は2015年で途切れ、16年もオランダのアムステルダムが優勝しております。さすがに7連覇は出来過ぎでしたね。

イタリアリーグの選手で編成される国際大会でも、イタリアはヨーロッパ選手権などでオランダを上回った時期もありましたし、2010年のインターコンチネンタルカップでは二軍の若手選手で編成された日本や地元の台湾代表を下して3位になっています。
ただ、イタリアリーグの選手で主に編成されるイタリア代表も、特に投手はイタリア系選手に頼る部分が多く、そういった投手が不足していた昨年のプレミア12では、ライバルのオランダ戦も含めて大惨敗でした。オランダはマイナーリーグに輩出していた優秀な投手がオランダに帰ってきており、今年9月の欧州選手権もかなり苦しい戦いになるのではないかと想像しています。

なんだか話がそれてしまいましたが、結論を言うとプロ野球と言い切るのには難しいと思います。
助っ人外国人選手はプロとしてプロらしい年俸というか報酬をもらっているようですし、上位チームのイタリア代表常連選手もシーズン中は野球だけで生活していけるような給料をもらっているとは聞きます。
ただ、金曜日と土曜のダブルヘッダーの週末3試合。レギュラーシーズン36試合。多くの選手が本業を持っています。「プロ野球」と言い切るのには難しい。


○今回の総括の特徴

イントロダクションで相当長くなってしまいましたが、ここからチーム別のリーグ総括に入っていきたいと思います!今回はDER(守備効率)とそれを得点換算した数字も引用しています。
試合数が少ないと精度が落ちてくる数字だと思うのでどこまで信用してよいのかは分かりません。ただ、スタッツ中心で映像の情報も少ない中において、失策数以外で守備力をある程度測るための苦肉の策です。
本来は選手別の守備も奪刺殺・補殺率などを用いて考察もしたかったのですが、守備位置別の守備イニングや守備成績がイタリアリーグは載っていないので難しかったですね。DERで出たチーム守備の成績を元にして、それがどのポジションのどの選手に起因するか考察する、という形にしたいと思います。

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さらに寸評にプラスして、基本的なスタメンとピッチングスタッフも併記しております。名前書くだけだと訳わからないので、、代表歴やマイナーでプレーした階級くらいは付けてみました。昨年同様、今年の欧州選手権に選ばれる可能性のあるイタリア代表候補の名鑑もセットにしています。

 

 

 

 

 

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○フォルティチュード・ボローニャ レギュラーシーズン1位 27勝9敗


かつて元西武のGG佐藤が在籍。2013年には欧州代表としてアジアシリーズにも出場したイタリアとヨーロッパ野球を代表する強豪クラブ。昨年はレギュラーシーズンで圧倒的な成績を残しながらも、イタリアシリーズでリミニに敗退。今年は再びスクデット(リーグ優勝)を目指すシーズンとなった。
といっても、昨年のレギュラーシーズンの成績から分かるように戦力的には共に3強を形成するリミニ、サンマリノと比べても戦力的に一歩抜けており、チーム打率、チーム防御率ともにリーグ一位。
今季も勝率.750という圧倒的な成績でレギュラーシーズンを1位で終えたことも納得の戦いだった。

投手陣では、ベネズエラ人投手のラウール・リベロ最多勝の9勝を記録した新外国人のアメリカ人投手マシュー・ジエリンスキー、13WBC、プレミア12の両世界大会でも先発しているイタリア人投手のルカ・パネラッティで形成される先発3枚が布石。
この先発3人の安定がそのままチームの戦いにも安定をもたらせた。

シーズン最終盤には、オーストラリア代表の常連であり、今年は台湾プロ野球のラミゴ・モンキーズでも助っ人としてプレーしていたライアン・サールも加入している。

リリーフでは、イタリア系アメリカ人投手で昨年はセリエAでプレーしていたブレント・ブッファがチーム最多の14試合に登板し防御率1点台とチームを支えた。
元イタリア代表のベテランであるリカルド・デサンティス、プレミア12にも選出されていたアンドレア・ピッチコーニ、フィリッポ・クレパルディなど、新旧のイタリア代表がずらりと名を連ねる陣容は厚みがあり、リーグ最強の安定感を誇ったのにも納得である。


投手陣と同様にリーグナンバーワンの数字を残したボローニャ打線。
メジャー通算868試合出場、数年前までパイレーツなどでショートのレギュラー格としてプレーしていた新外国人のロニー・セデーニョは首位打者にはわずかに及ばなかったものの.368というハイアベレージを残し実績通りの活躍。単打だけでなくリーグ2位の4本塁打など長打率もリーグ1位で、後述する守備も含めて考えるとMVP級の働きだった。
イタリア人選手ではイタリア代表外野手であるパオリーノ・アンブロッシノの大爆発が印象深い。
昨年のプレミア12にも選出されているイタリア代表外野手はパワーとスピードを兼ね備えた5ツール型の外野手なのだが、3割を超えたシーズンも少なくポテンシャルを生かし切れていない印象も強かった。
しかし今シーズンは.346と大爆発。リーグ2位の4本塁打に加え、盗塁も18(19盗塁企図)とぶっちぎりのリーグ一位。全方面に渡ってチームに貢献している。

ネットゥーノ2から移籍してきたベネズエラ人捕手のオスマン・マーバル、ここ数年打撃成績が低迷していたイタリア代表常連のフアン・カルロス・インファンテの両選手も復活の数字を残すなど、元々実績のあった選手たちがその期待度以上の成績を残したことが打線の好調に繋がっている。

投打だけではなく、守備面もリーグナンバーワンのスタッツを記録。
DERを元にした防御点はリーグナンバーワンの+19.39。リーグ一位の防御力は守備面でもチームを支えている。
外野守備はセンターのアンブロッシノはリーグのセンターとしては平均的なレベルという印象。両翼のグリマウドやリベルチアーニも守備を得意とするタイプではない。
内野守備もファーストのサムブッチはプレミア12でもかなりチームの足を引っ張っていた。それらを踏まえると元メジャーリーガーのセデーニョと、イタリア人ナンバーワンと言っていい内野守備を誇るバリオの二遊間における貢献がかなり大きかったと見られる。
今年遊撃からサードに回ったインファンテも失策数は多かったものの好守を見せていたものと思われる。

このように見ていくと、投打守にわたってリーグナンバーワンを記録したボローニャが圧倒的な勝率を残してリーグを独走したのは当然と言っていいかもしれない。今年は無事にリーグタイトルを奪還したが、イタリア勢がここ2年逃している欧州王者の座も来年以降期待したい。


基本オーダー

5インファンテ ベネズエラ出身 プレミア12イタリア代表、13WBC代表、元エクスポズRk
6セデーニョ ベネズエラ出身、元パイレーツ
8アンブロッシノ プレミア12イタリア代表
Dマーバル ベネズエラ出身 元ブレーブス1A
3サムブッチ プレミア12イタリア代表
4バリオ  プレミア12イタリア代表、13WBC代表
9リベルツィアーニ アテネ五輪イタリア代表
2サバターニ  元イタリア代表
7グリマウード 14年U21イタリア代表

・主な先発投手

リベロ ベネズエラ出身、元オリオールズAA
ジエリンスキー アメリカ出身 米アトランティックリーグ
パネラティ プレミア12イタリア代表、13WBC代表、元富山、元レッズ1A


・主なリリーフ投手

クレパルディ プレミア12イタリア代表
ブッファ  イタリア系アメリカ人 米ユナイテッドリーグ
サール   13WBCオーストラリア代表、元石川、前ラミゴ
デサンティス 06WBCイタリア代表
ピッツィコーニ プレミア12イタリア代表、元ダイヤモンドバックス1A


・パオリーノ・アンブロッシノ ボローニャ 外野手 右右 26歳 

イタリア代表では貴重な5ツール外野手。特に今季は大爆発。リーグ5位の.346に同2位の4本塁打、ぶっちぎり1位の18盗塁と5ツールっぷりをいかんなく発揮する最高のシーズンとなっている。
オフにはニカラグアWLでプレーすることになっているとされ、WBCに向けた実力の研鑽とヨーロッパ人選手の新しい道を開拓してくれることに期待したい。

・アレッサンドロ・バリオ ボローニャ 二塁手 右右 26歳 

走攻守全てをバランスよく兼ね備えたイタリア球界を代表する内野手。昨年はレギュラーシーズンでOPS.923と復活を見せるも、今年は再び打撃成績は今一つ。元々は堅実さとスムーズさを兼ね備えた二塁守備が評価されていた選手であり、体は大きいが侍ジャパン戦でも国際レベルの華麗なフィールディングを見せていた。二塁を本職とするベースは変わらないが、今季はショートで出場する機会もしばしば。イタリア生まれ、イタリア育ち、イタリアリーグでしかプレー経験のない選手でもこのレベルの選手を生み出せたことはヨーロッパ野球の成長の証と言えるだろう。


・フィリッポ・クレパルディ ボローニャ 投手 右右 23歳 

ボローニャの若きリリーフエース。2014年のU21ワールドカップにも出場している。2年前にレッジョ・エミリアの一員としてIBLデビュー。先発にリリーフに大車輪の活躍を見せ、シーズン後にボローニャに引き抜かれそのままアジアシリーズにも出場している。
21Uでは先発も務めていたが、現在はボローニャではリリーフ専門。130キロ中盤から後半の速球に、スライダー、カーブなど一通り投げるが、特にチェンジアップを多投する傾向にある。


・ルカ・パネラティ ボローニャ 投手 左左 26歳 

シンシナティ・レッズのマイナーで4シーズンプレーしたイタリア出身左腕。実はBCリーグの富山にも2カ月だけ在籍したことがある(故障で退団)。躍動感のない、立ち投げ系のフォームから130キロ中盤-140キロほどのストレートとスライダー、チェンジアップをきっちり低めに集めてナンボというスタイル。13年WBCではアメリカ戦に先発し3回1失点という投球だった。

・フアン・カルロス・インファンテ ボローニャ 内野手 右両 33歳 ★

ベネズエラ出身だが、長年イタリア代表の内野手として活躍する33歳のベテラン内野手。13年WBC代表。スイッチヒッターとしての確実性の高いバッティング、盗塁王も獲得した脚力、軽快な守備と走攻守に貢献度の高い選手だが、ここ数年は打撃成績が低迷。今季は.312を残し復活のシーズンとなった。守備面では代表(プレミア12)に続いて、ボローニャでもショートを元メジャーリーガーのセデーニョに譲りサードに回っている。


・アレックス・サムブッチ ボローニャ 一塁手 右右 26歳 

「伊製大砲」として長年期待されているイタリアンスラッガー
昨シーズンは長年プレーしたパルマから移籍。
いわゆる「当たれば」飛ぶというタイプ。今年は1本塁打二塁打も5と、長打力も影をひそめたが、30打点を記録して打点王を獲得する勝負強さを見せた。昨年のプレミア12では西武の郭俊麟からホームランを放っている。
一塁守備はかなりお粗末で、打球処理、送球処理でかなり足を引っ張るため、DH起用が望ましい。

・アンドレア・ピッツィコーニ  ボローニャ 投手 右右 25歳 

かつてはダイヤモンドバックス傘下でプレーしていた元マイナーリーガー。MLBにスカウトされただけあって、ストレートは140キロ前後とそれなりの球威があり、曲がりの大きなスライダーとのコンビネーションが基本線。
ただ、投球が基本的に単調でボールもバラつきがかなり多い。与四球もそこそこの数。IBL復帰後も防御率は4~3点台というパっとしない数字を残す程度に収まっている。2014年のU21ワールドカップでは日本を下して優勝した台湾を相手に5回1失点とゲームを作った。

 

 

○リミニ レギュラーシーズン2位 22勝14敗

リーグ有数の戦力を持ちながら、タイトルを逃し続けてきたリミニ。
昨年ついにイタリアシリーズを制してスクデット(リーグタイトル)をIBL移行後では初めて獲得した。

リミニと言えばメジャー・マイナーでの実績が豊富なビッグネームを獲得する資金力で知られており、昨年末も2015年シーズンにMLBで19試合に登板したシーザー・ヒメネスの獲得を発表するなどその傾向は変わらないものと見られていた。
ただ、いざ蓋を開けてみるとヒメネスの獲得の話はいつの間にかなくなっており、ここ数年メジャー通算144試合出場を誇る実績通りの数字を残してきた主砲アレックス・ロメロも放出。昨年の後半戦に活躍したイタリア代表のジュゼッペ・マッツァンティもネットゥーノに移籍した。

もちろんネットゥーノからプレミア12代表外野手のエンニオ・レトロジーを獲得するなど、補強は色々行われているが、代わりの実績ある選手を獲得するような動きはなく、戦力の縮小を余儀なくされている。それでも、リーグでは上位の戦力を維持しているのには変わらないが・・・。

そんな中でチームを支えたのはやはり投手層の厚さだろう。
昨年イタリアシリーズMVPを獲得したドミニカ人投手のカンデラリオ、ベネズエラ出身で欧州を渡り歩くWBCスペイン代表左腕のリカルド・ヘルナンデスの2本柱は安定したピッチングを見せ、イタリア国籍を持つリケッティ、エスカローナも安定した数字を残して他との差をつけている。

リリーフでも今やイタリアリーグを代表するリリーバーとなっている元阪神ダーウィン・クビアンがリーグ最多の19試合に登板して防御率0.91と抜群の安定感。プレミア12代表投手でもあるテランやコラッディーニも控えているなど隙のないピッチングスタッフの構成となっている。

一方でロメロら実績のある選手を放出した打線は迫力に欠けた。
新外国人として獲得したダニエル・マヨラは助っ人にふさわしい成績を残してくれたものの、リミニより上位の2チームと比べるとチーム本塁打の数は半分の7本。
同じくベネズエラ人選手であるホセ・フローレスも安定した数字を残したが爆発力のある打線とは言い難かった。かつてのイタリア代表の4番であるハイロ・ラモスも45歳とは思えない頑張りを見せているものの、彼がスタメンとしてクリーンアップに入っているようではやはり苦しい。

守備面ではイタリア代表捕手であるベルタニョンに加えて、日系ブラジル人として日本の社会人野球でもプレー、イタリアのパスポートも持つルイス・カマルゴも加わり、二人のベテラン捕手の安定感と経験が投手陣を支えたはずだ。
フローレスを中心とした内野守備に加え、プレミア12のイタリア代表外野手であるステファノ・デシモニとエンニオ・レトロジーの左中間も鉄壁を誇った。DERはリーグ3位の数字を残している。

派手さはないなりにイタリアシリーズ進出は果たしたリミニ。来年はどのような陣容になるか分からないが大きく崩れることはないだろう。個人的にはまたロマンある補強を行ってリーグを盛り上げてもらいたいことろだが・・・。


基本オーダー

8デシモニ プレミア12イタリア代表
7レトロジー プレミア12イタリア代表
6フローレス ベネズエラ出身、元ジャイアンツAA
Dラモス  ベネズエラ出身、アネテ五輪イタリア代表
3マヨラ  ベネズエラ出身、元ドジャースAA
2カマルゴ ブラジル出身、元三菱重工広島、元イタリア代表
9カラドーナ
4ザッポーネ イタリア系ベネズエラ
5ディファビオ

・主な先発投手

カンデラリオ ドミニカ出身 ニアカラグアWLなど 15年イタリアシリーズMVP
エルナンデス 13WBCスペイン代表
リケッティ プレミア12イタリア代表 ドミニカ出身

・主なリリーフ投手

クビアン ベネズエラ出身、元阪神
エスカローナ ベネズエラ出身、イタリアとの二重国籍、対侍ジャパン戦欧州代表
コラッディーニ プレミア12イタリア代表
リベラ   プレミア12イタリア代表、ドミニカ出身
テラン   プレミア12イタリア代表、ベネズエラ出身、元信濃

・ホセ・エスカローナ リミニ 左左 投手 29歳 ★

イタリア系ベネズエラ人。マリナーズ傘下(主に1A)を経て2010年からイタリアでプレー。2011年にリーグの行ったドーピング検査で陽性となり、2年間の出場停止処分を受ける。処分が明けた2014年から再びイタリア球界に復帰している。前回の欧州選手権ではイタリア代表に選出。侍ジャパンと対戦した欧州選抜にも選出されている。
腕が下がっているので対左専用と見られがちだが、チェンジアップをしっかり扱えるので右打者にもしっかり対応できる。今年もロングリリーフに先発に多彩な役割を果たした。

・エンニオ・レトロジー リミニ 外野手 右右 27歳 

一昨年.333をマークし開花を予感させた俊足好打の外野手。
昨年もレギュラーとして.336というアベレージを残し、プレミア12で代表初選出となった。
元々は守備・走塁を評価されていた外野手であり、センターとして記録する刺殺数はリーグでここ数年傑出。リーグ有数の守備力を有するが、今季移籍したリミニではイタリア代表の先輩であるデシモニがいるため、両翼に回るケースが多かった。

・カルロス・リケッティ リミニ 投手 右右 33歳 ★

ドミニカ出身だが、19歳のころからイタリアのチームを転々と渡り歩いてきたイタリア代表常連のベテラン右腕。インステップ系のフォームから力のある球を投げるが、やはり球筋が素直ではないタイプ。ツーシーム系のボールは右打者は嫌な軌道なのではないだろうか。スライダーやカーブも織り交ぜてくる。先発、ロングリリーフ、クローザーを満遍なくこなせる利便性の高さも持ち味だが、前回の欧州選手権では格下のベルギー戦でノックアウトされるなど、絶対的な存在ではない。プレミアでは最速143キロ。

・リカルド・ベルタニョン リミニ 捕手 右左 32歳 

イタリア代表常連のベテラン捕手。世界大会も含め国際大会の経験は豊富。国内のイタリア出身捕手ではナンバーワンと言っていい実績を持つ。ただ海外育ちの捕手よりは実力が劣るため、常連とはいえ代表では絶対的な存在ではなかった。それほど打つ方で数字を残してきた捕手ではないのでどちらかというと守備型タイプで、今年は同タイプの元イタリア代表捕手、ルイス・カマルゴらと併用されていた。

・ステファノ・デシモニ リミニ 外野手 左左 27歳

俊足巧打の道を突き進む小兵外野手。
高い選球眼とセンターから逆方向に打ち返すコンタクト能力が売りな一方、パワーレスなため長打はほとんどなく、速球にも振り負けてしまう印象にある。今季は打率.266に対して出塁率は.379という成績だった。ほぼ長打のないスタイルで多くの四球を勝ち取る選球眼は出色。
イタリアの外野手にしてはスムーズな追い方が出来る外野守備も持ち味だが、肩は弱い。


・カルロス・テラン サンマリノ 投手 右右 25歳 ★

前回のヨーロッパ選手権、プレミア12に続いて選出されたイタリアにルーツを持つベネズエラ人。
長身から投げ下ろす140キロ台中盤の速球が持ち味のパワーリリーバー。
サンマリノから移籍してきた今季はチーム最多の17試合に登板した。かつて信濃グランセローズに「カルロス」という登録名で在籍。


○T&Aサンマリノ レギュラーシーズン3位 22勝14敗


2011年からリーグ3連覇を果たしたイタリアリーグ3強の一角。
どこからでも長打の出る重量打線と、優れた投手力を兼ね備えたバランスの良さが特徴だったが、2014年、15年はボローニャ、リミニに優勝を許す苦いシーズンとなっている。

かつてほどの派手さはなくなったが、チーム打率はリーグ2位の.270。ホームランも1位タイの14本塁打とリーグトップクラスの数字を残している。

特に大きかったのがパルマから獲得したセバスティアン・ポーマの大ブレイクだ。
昨年は.230台止まりだったものの、オフに参加した台湾WLで高打率を記録。プロレベルのピッチャー相手への対応力を見せ、そのままイタリアリーグでも好調を維持した。結果、.369を残し首位打者まで獲得したのだがこの「先物買い」が非常に大きく、ここ数年のサンマリノ打線を支えてきたデュラン・カルロスの穴を見事に埋めた。センターとしての守備力まで兼ね備えている彼の貢献度は非常に高い。

また、シーズン当初は本来はレフトを守らせたい主砲のマルティンバスケスがショートに入ることも多かったのだが、シーズン中にAAA経験を持つベネズエラ人ショートのカルロス・コルメナーズが加入。守備だけでなく.326のアベレージを記録し、攻守にわたってチームに貢献した。
バスケス、元イタリア代表のジョセフ・マツッカもまずまずの成績を残し、バランスのとれた打線だったと言えよう。
イタリア野球のアイコンであるマリオ・キアリーニも全盛期ほどではないが復活したのも大きい。
欲を言うなら、13WBCイタリア代表のジャック・サントラが2割を切る不振、プレミア12にも選出されていた強打の外野手マッティア・レジナトもパっとしなかった点か。彼らも一定の数字を残せれば数年前の重量打線にもっと近づけたはずだ。
守備面でもDERはリーグ2位。防御点に直すと+13.3という好成績を残した。失策数自体は43個でリーグワースト3位なのだが、ショートのコルメナーズを軸に、元代表ショートのサントラが二塁に回り、内野を複数守れるタイプの三塁手、マツッカもエラーは多かったものの貢献度は高かったのかもしれない。
外野守備もバスケスはLFなら標準以上に守れるだろうし、センターのポーマの守備力は高い。


そんなバックに支えられた投手陣。
かつてソフトバンクに所属し、前のシーズンは韓国プロ野球のKTでプレーしていたジャスティン・ジャマーノを獲得するも、たった2試合で退団することに。
しかしながら、パドーバで大活躍していたところを引き抜いたカルロス・ケベド、新外国人のヨイメル・カマーチョベネズエラ人先発2枚が二人で13勝と圧倒的な活躍を見せた。この2本柱の活躍がリーグ2位の防御率を支えた基礎となっていたようだ。
リリーフでも傑出した選手はいないものの、代表経験者や海外出身者など、そこそこの選手が並ぶ厚みのある布陣だったという印象だ。
昨年プレミア12にも選出されたイタリア系ベネズエラ人左腕のジョニー・フラキオーラが誤算だったか。
昨年はブンデスリーガでプレーしており、IBL初挑戦となったのだが、制球に苦しみにほとんど戦力にはなれないシーズンだった。左腕から放たれる140キロ中盤の速球は魅力的なだけに、彼が使い物になればサンマリノとしてもイタリア代表としても大きいはずだ。

投打にバランスのとれた成績で無難に上位に食い込んだサンマリノ。レギュラーシーズンは上二つから離された昨シーズンより持ち直した印象だが、今度こそリーグタイトルを奪還したいところである。

 

基本オーダー

8ポーマ アジアWL欧州選抜
4サントラ イタリア系アメリカ人、13WBCイタリア代表
7バスケス ベネズエラ出身、元石川、16年WBC予選ニカラグア代表
5マツッカ 元イタリア代表、イタリア系アメリカ人
6コルメナーズ ベネズエラ出身、元エンジェルスAAA
3キアリーニ 13WBCイタリア代表、プレミア12イタリア代表など、元マリナーズ1A
9レジナト  プレミア12イタリア代表
Dエルミニ 元イタリア代表
2アルバネーゼ

・主な先発投手

ケベド ベネズエラ出身、元アストロズAA
ジャマーノ アメリカ出身、元ソフトバンク
カマーチョ 元ダイヤモンドバックスA
ガレオッティ


・主なリリーフ投手

オルテガ ベネズエラ出身  元エンジェルス(MLB通算3試合)
コベーリ プレミア12イタリア代表 15年U18WCイタリア代表
オベルト ベネズエラ出身、プレミア12イタリア代表
フラキオーラ ベネズエラ出身、プレミア12イタリア代表


・マリオ・キアリーニ サンマリノ 外野手 34歳 

イタリア野球のアイコンといっていい外野手。アテネ五輪やWBC2大会連続出場などを果たしており、13年のWBCではライトのレギュラーとしてチームを史上初のベスト8に導いた。マリナーズ傘下でのプレー経験もあるが、基本的にイタリアリーグ一筋。確実性とパンチ力を持ち合わせた強打の外野手としてリミニで17年間デビューから活躍していたが、昨年からサンマリノに移籍。守備面ではWBCでもファインプレーを見せていた一方、スローイングにはかなり難があり穴になってしまうことも。打撃面で昨年、一昨年と低迷したが今年は回復。一塁も守った。

・ルドビコ・コベーリ  サンマリノ 投手 右右 18歳 

昨年はセリエBのチームで投げており、U18代表とプレミア12の両方でイタリア代表に選出された期待の若手。
セリエBでは54IPで被安打47、51三振という物足りない数字だったのでトップリーグで通用するか不安視されたが、リリーフで少し投げてますまずな成績。
130中盤ほどのツーシームが主体だが、プレミア12では最速で143キロを計測した。ボールを押し出すようなフォームから球筋の素直ではないボールを投じる。
代表ではリリーフとしてアクセントを加えたい。

・セバスティアン・ポーマ サンマリノ 外野手 左左

ついに今年覚醒したイタリアの安打製造機
パルマでプレーしていた昨年は.230台に終わるも、広角に打ち分ける打撃の片鱗は既に見せておりシーズンオフにプレーしたアジアウインターリーグではプロレベルの投手相手に高打率を残し覚醒のきっかけをつかむ。
弱小チームが減り、打高が落ち着いた今年のイタリアリーグでは高打率を残し首位打者を獲得した。
イタリアの打力のある外野手は守備に難がある傾向にあるが、センターの守備でもスムーズな動きを見せており攻守を兼ね備えた完成度でイタリア代表での活躍にも期待がかかる。

・フニオール・オベルト サンマリノ 投手 左左 36歳 ★

長年イタリア球界で活躍するベネズエラとイタリアの二重国籍左腕。
左のベテラン中継ぎとして地味に活躍している。
2013年にはボローニャの一員としてアジアシリーズに出場し、サムスンのイスンヨプに逆転本塁打を許した。
130キロ台の速球にスライダーを中心とした配球。左のリリーフの一コマとして期待。

 


○ネットゥーノ レギュラーシーズン4位 21勝15敗

イタリアの野球伝来の地であり、イタリアで最も野球熱が高いとされる町。
イタリアながら野球の熱があるそんな特殊な土地柄が「笑ってこらえて」で紹介されたこともあったくらいである。
セリエA時代はスクデット(リーグタイトル)を何度も獲得している名門チームだが、近年は優勝争いを演じ続けるバジェットがなく、中堅どころに落ち着いている。ただ、選手が抜けても新しい選手が育ってくるあたりはネットゥーノと野球の深いかかわりを示しているように思える。

かつてIBLは二軍の保有が義務付けられており、そのネットゥーノの二軍を母体とした「ネットゥーノ2」というチームが昨年まで2シーズン同じIBLで戦っていた。いわば兄弟チームが同一リーグを戦っていたのだが、再び今季統合。多少は戦力も厚くなったようだ。

チームを支えたのは実績豊富な助っ人外国人の先発二本柱。
MLBヤクルトスワローズ、台湾の統一ライオンズでもプレーしたドミニカ人の剛腕、エウロジオ・デラクルスと、AAAの経験を持つベネズエラ人投手のポール・エストラーダの2枚看板がネットゥーノのプレーオフ(4位)に導いたと言っていい。
代表クラスのイタリア人投手がいない点が、上位チームとの差になってくるだろうか。U21WC代表経験のあるミルビオ・アンドレオッツィという若手投手が先発の3番手を担ったが、130キロ未満のツーシームとカーブを軸に試合をまずまず作るというスタイルで、今後ののびしろにはあまり期待できそうにない印象だ。

打線に関しては実績のある助っ人外国人がおらず、打線の迫力や厚みにかけてしまった印象だ。チーム打率.225はリーグ6位である。
3シーズンぶりのネットゥーノ復帰となったイタリア代表のジュゼッペ・マッツァンティがリーグ1位の5本塁打を放って期待通りの活躍を見せてくれたが、彼の後に続くような選手はいなかった。

それを補うためという意識か、バントの数はリーグトップ。試合数を上回る数が記録されている。マッツァンティ以外の打者に満遍なくバントの機会が与えられており、勝負どころでは躊躇なく得点圏にランナーを進めることを重視していたようだ。ネットゥーノの土地柄もここに反映されている。

若手の活躍では、昨年から出場期待を得ている、昨年のU18ワールドカップ代表のアンドレア・セラローリが全て単打ながらまずまずの打率を残している、といったくらいだろうか。

守備面に目を向けると、DERはリーグの平均を下回るリーグワースト2位の数字を記録。得点換算すると-6.12だが、ノバーラが全体の平均を大きく下げまくっていることを考えると、ネットゥーノもかなり低い数字である。特にイタリア人選手だけで賄ったショートの守備で損失は多かったように思える。

シーズン途中からショートに回ったメルクリはマイナー経験もある若い内野手。昨年正ショートを守ったアジアWLで守備を見ることが出来たのだが、拙守を連発。フットワークは重く、守備範囲内の打球もイージーなバウンドにも合わせられない、というケースが目立った。シーズン当初は正ショートを守りながらも、終盤メルクリと入れ替わる形で二塁に戻ったアンドレア・セラローリもおそらくメルクリと守備力の差はなかったものと見られ、中南米出身のしっかり守れる内野手を構えているチームとはここで差がついてたはずだ。両コーナーの内野守備はそこそこ守れるメンバーだっただけにもったいない。外野守備に関しては、長年にわたって高い守備力でセンターを守ってきたレトロジーがリミニに移籍したことによるマイナスが大きかったかもしれない。

結果的には、2位3位とほぼ同じ成績を残しての4位でプレーオフ進出。戦力が入れ替わりながらも、上位に食らいついてい行けるところはさすがネットゥーノといったところか。来年以降もリーグで大きな存在感を放ち続けることは間違いないだろう。特に守備面の改善に期待したい。

基本オーダー

4アンドレア・セラローリ 15年U18イタリア代表
9フォンディン   キューバ出身
3インペリアーリ プレミア12イタリア代表
5マッツァンティ 09WBCイタリア代表、元マリナーズRk
2トーレス   ベネズエラ出身、元メッツA
7ジャネッティ
6メルクリ   元ブレーブスRk アジアWL欧州選抜
Dデペンポート イタリア系アメリカ人
8ジュゼッペ・セラローリ 

・主な先発投手

エストラーダ ベネズエラ出身、元アストロズAAA
デラクルス  ドミニカ出身、元ヤクルト
アンドレオッツィ 14年U21イタリア代表 アジアWL欧州選抜

・主なリリーフ投手
ロドリゲス ドミニカ出身
シモーネ
タスキーニ

 


レナト・インペリアーリ ネットゥーノ 内野手 右右 27歳 

代表のユーティリティー枠。元はショートストップながら、現在はセカンドを中心にファースト、サードもこなすマルチプレイヤー
打つ方は繋ぎ役と言った程度で派手な数字は残す印象はなかったが、昨年は一塁をメインにしながら.308を記録。今季も一塁を守りながらしっかり繋ぎ役として数字を残した。中南米出身選手に押しのけられて守る機会は少ないが、2011年には正ショートストップとして守備率.983という数字をマーク。動きはすこし二遊間の選手としては重たそうだが、内野ならどこでも守れる安定感を持つ。サンマリノに在籍する元代表のフランチェスコ・インペリアーリは実兄。

 


・ジュゼッペ・マッツァンティ ネットゥーノ 内野手 右右 33歳

イタリアを代表する右の大砲。かつてマリナーズ傘下に在籍したこともあったが、基本的にイタリアリーグでプレーしてきた。今年はかつて在籍していたネットゥーノの3年ぶりに復帰、5本塁打で単独本塁打王に輝いた。
リミニでプレーした昨年は対戦投手のレベルが上がるセカンドフェーズで.367と大爆発。プレミアでの活躍も期待されたが、本業との兼ね合いもあって選出されなかった。09年のWBCでは数少ない生粋のイタリア人選手のレギュラーとして出場し、ベネズエラ、カナダという強豪相手に13-5としっかり結果を残している。本職のサードの守備は国際レベルでは少し頼りないが、一塁の守備なら安定して守れるはずだ。「笑ってこらえて」ではチームの主砲としてインタビューに答えていた。


パルマ 5位 18勝18敗

2010年に発足した、イタリアンベースボールリーグ初年度王者。
セリエA時代からの名門であり、IBL発足後もしばらくはリミニ、サンマリノボローニャとともに4強を形成していたが、徐々に経済的な問題が出始めて上位チームとは差が開くようになっていってしまった。
そして昨シーズンはそれまでの主力選手を一気に放出することになり、さらなるどん底状態。懸念されてた通り、最下位に終わるという屈辱的なシーズンとなってしまっていた。

ただ、どん底だった昨年と比べると予算も2年前くらいの水準に戻ったようで、放出した主力選手が1年ぶりに復帰するなど中堅レベルの戦力に回復。かつての名門も復活の道をたどり始めたのだろうか。

打撃陣は相変わらずチーム打率が.227と貧打だったものの、ベネズエラ出身の内野手であるチャーリー・ミラバルとマリオ・マルティネスの二人が、チームのポイントゲッターとして最低限のチームのベースをキープ。
イタリア国籍も持つコロンビア出身内野手のアドルフォ・ゴメスも常にスタメンで出続けたわけではないが、高打率を残している。

U21ワールドカップに2年前出場していたアレッサンドロ・デオットも、.248と捕手としてはまずまずの打率に加えて27-23で.842の高い盗塁阻止率を記録。今後に期待を抱かせる一方で、4シーズンぶりにパルマへの復帰となった09WBC代表外野手のレオナルド・ジレーリは.180と期待を裏切る成績に終わった。
昨年までパルマに在籍していたセバスティアン・ポーマが今年サンマリノで大ブレイクを飾ったが、彼のようなイタリア人選手が出てこない限りは、打線に厚みは出てこない。

守備面では、DERはリーグの平均以上を記録。防御点に直すと+4.34という数字を残している。三遊間をベネズエラ出身のミラバルとマルティネスがしっかり締めたことが大きかったようだ。二塁のベネッティの7エラーや、外野守備にこれといった選手がいない点が上位チームとの差になっているだろうか。

投手陣では、昨年はゴドでプレーしていたベネズエラ人右腕のロナルド・ウビエドが5勝をマークしチームを牽引したが、1年ぶりに復帰したパルマの大黒柱ホセ・サンチェスが防御率6.25で1勝止まりと大誤算。
イタリア人先発のベルトリーニや終盤に加入したラモン・ロドリゲスがそこそこの活躍を見せたが、サンチェスの不調はやはり痛かった・・。


昨年セリエAで活躍し、大阪で行われたU18ワールドカップではキューバ戦に好投した新戦力のマイケル・ポンポーニは11試合で1勝2敗。防御率6.43。という数字に終わった。

完成度の高い投球が売りのポンポーニは今夏もU18代表のエースとしてヨーロッパ選手権に出場しているが、彼の成長も今後のパルマの復権に向けて大事な要素となってくるだろう。

実績のある選手が期待通りのフル稼働を見せ、イタリア人の若い選手の台頭次第すればさらに上位に近づける下地はあると見ていい。シーズンの最終盤には、昨年のリーグ王者のリミニに3連勝するなどの快進撃でジャスト勝率5割でフィニッシュ。今年がパルマ復活の第一歩となるよう、来年以降の奮戦にも期待したい。


・基本オーダー

Dゴメス コロンビア出身 イタリアと二重国籍
4ベネッティ
6ミラバル ベネズエラ出身 元ドジャース1A
5マルティネス ベネズエラ出身 元レッドソックス1A
9ガルベラ  イタリア系アメリカ人 
8ジレーリ  09WBCイタリア代表
3グラダリ  元U18イタリア代表
2デオット  14年U21イタリア代表
7ピアッツァ

・主な先発投手

サンチェス ベネズエラ出身 元メッツAAA
ベルトリーニ
ウビエド ベネズエラ出身 元ブルージェイズAAA
ロドリゲス ドミニカ出身 元インディアンズA

・主なリリーフ投手

ポンポーニ U18イタリア代表
ゴンザレス ベネズエラ出身 ベネズエラWLなど
パヤノ ドミニカとイタリアの二重国籍
ペラトリア 


・マイケル・ポンポーニ パルマ 投手 右右 18歳

昨年・今年のU18代表でエース格を担う完成度の高い若手右腕。
今年が初めてのIBL挑戦となった。
昨年はセリエAでジャスト9のK/BBを記録。大阪で行われたU18ワールドカップでは、チェンジアップ、スライダーを操りながら丁寧に内外角を投げ分けるピッチングで強打のキューバ相手に好投した。
スピードは130前後-中盤ほどだと思われるが、ソリッドなピッチングで今後も期待される。今年は格下のノバーラ戦で負け投手になるなど、思うような結果が残せず、大きな壁にぶつかった一年だったようだ。 

・アレッサンドロ・デオット パルマ 捕手 右右 21歳

U18やU21ワールドカップなど、年代別代表に選出されてきたイタリアの若手捕手。
今年も昨年に続いて27-23で.843と8割を超える阻止率を記録した強肩が持ち味。
バッティングは.248と昨年よりは向上を見せたものの、しっかりとしたキャッチングとスローイング、まずその基礎がしっかりできるイタリア人捕手がなかなかいないので、そこに磨きをかけていくことが先決のはずだ。昨年は台湾で行われたアジアWLにも参加している。


○トマシン・パドーバ 6位 パドーバ 14勝22敗

現在の3強であるボローニャサンマリノ、リミニに続く新勢力として昨年4位まで躍進したパドーバ。
2014年にIBLに参入したチームはついに強豪チームのしっぽをつかむものと思われたが、今シーズンは7チーム中6位と足踏みしたシーズンとなった。

打線の方は、昨シーズンの.217に続いて今季もチーム打率.242と低迷。
ベネズエラ人捕手のルイス・アルバレスが昨年に続いて.331の高打率を記録し、今季ネットゥーノから加入したイタリア系ベネズエラ人のレオナルド・フェリーニ、2年前に首位打者を獲得したアメリカ人外野手のニコラス・ノスティ、キューバ出身の元イタリア代表ライデル・チャペジーなどはまずまずの数字を残したものの、他のイタリア人選手がパっとせず。

イタリア代表経験のある元マイナーリーガー、内野手のルカ・マルトーネや、ボローニャの主力選手として2013年のアジアシリーズなどにも出場しているダニエレ・マレンゴなどが打率二割前後に低迷する誤算。

ダイナミックな遊撃守備に加えて、昨年初の3割を記録しプレミア12にも選出されたイタリア系ベネズエラ人のエリック・エピファーノも.257に終わってしまった。
リーグ最多、ダントツの盗塁企図77を記録するなど、打力不足をカバーしようとする意図は見られたものの、根本的な得点力不足が解決せず。

まあある程度想定されたことなので、ロースコアで勝ちきる、というチーム設計だったとは思うが、野手陣は守備面でも足を引っ張っている。
DERはリーグ5位の-3.56。特に上位3強とはかなり離されている。イタリア代表であるショートのエピファーノの守備はある程度しっかりしているはずなので、その他の内野手や外野守備が足を引っ張ったという事なのだろう。エラーの数も44でワースト2位と多かった。満遍なく多くの選手にエラーが記録されている。

 

一方の投手陣。
昨年の躍進を支えたベネズエラ出身のカルロス・ケベドがサンマリノに移籍。
彼は元の実績を考えても「大当たり」だったわけで、なかなか代わりが見つかるはずがない。

ルーキーリーグまでの実績しかないラウール・ルイズ、アンヘル・カレーロの両ベネズエラ人右腕が助っ人としての役割は果たしてくれているものの、昨季大車輪の働きで7勝をマークしたケベドの穴を埋めるには至らなかった。

昨年同様、イタリア人投手の働きはまずまず。
今年はリリーフから先発に回ったシモーネ・バッザリーニは役割が変わっても安定した投球を見せた。
ケベド頼りだった昨年と比べると、先発投手の特定の投手に対する依存度が解消されたという意味ではバランスがとれていたと言っていい。

今年加入した若手投手では、昨年U18ワールドカップで来日していたディエゴ・ファビアーニが今年パドーバの一員としてIBLデビュー。
昨年はU18のほかに台湾で行われたアジアウインターリーグの一員としても経験を積んでいるイタリアの有望株である。
130キロ台中盤の速球とチェンジアップを武器とする右腕は12試合ながら防御率2.02と上々のトップリーグデビュー。今後のパドーバの命運を握る存在と言っていい。

右肩上がりの躍進で昨年4位にまで上り詰めたことを考えると今年は一休みした感は否めないものの、費用対効果を考えると妥当な成績と言っていいだろう。
投手力という土台が整ってきていることを考えると、今後ののびしろは打線の補強次第ということになってくるのではないだろうか。


・基本オーダー

4マルトーネ 元アストロズRk
6エピファーノ ベネズエラ出身、プレミア12イタリア代表、元ブレーブスRk
8ノスティ アメリカ出身 イタリア国籍所有
2アルバレス ベネズエラ出身、元アストロズAA
Dチャペジー キューバ出身、元イタリア代表
9スチアーカ
3マレンゴ
7パッチーニ
5サンドロ

・主な先発投手
カレーロ ベネズエラ出身、元メッツ1A
カナチェ ベネズエラ出身、元カージナルスRk級
バッザリーニ
ルイーズ ベネズエラ出身、元パイレーツRk

・主なリリーフ投手

ファビアーニ 2015U18イタリア代表
リッゾ    ベネズエラ出身、元ツインズRk級 イタリアとの二重国籍
サパダ    元U18イタリア代表
シェルドン  アジアウインターリーグ欧州選抜

・エリック・エピファーノ パドーバ 内野手 右右 26歳 ★

4年間レイズ傘下などのルーキーリーグ(本土ではなくベネズエラやドミニカ)でプレーした後、イタリアに流れ着きパドーバで3チーム目。
ベネズエラとイタリアの二重国籍の遊撃手。昨年ははイタリアで初めて3割を超える打率を残したが、今季は再び.257と低迷。
バッティングは繋ぎ役にすぎず、基本的に守備の人という印象だ。
守備は軽やかと言うよりも、元々ヨーロッパにルーツを持つ大柄な内野手なので、ダイナミックな印象を受ける。
前回のヨーロッパ選手権でイタリア代表に初選出。9番サードとして黒子役に徹したが、代表の正ショートだったインファンテの守備に衰えがみられるため、彼と入れ替わる形でプレミア12では正ショートを守った。

・ディエゴ・ファビアーニ パドーバ 投手 右右 19歳

昨年U18ワールドカップのメンバーの一員として来日したイタリア期待の若手右腕。
昨年まではセリエAでプレーしていたが、今年IBL初挑戦となった。
130キロ中盤から後半まで計測する球威に、スライダー、カーブ、チェンジアップと一通り投げるが、チェンジアップを多投していた印象が強い。速球とチェンジアップを中心に奪三振が多い一方、ボールにバラつきが多く、与四球が多い点に加え、スピード自体も国際レベルでは武器にできるほどではないということが今後に向けた課題か。昨オフはアジアWLにも欧州選抜の一員として出場。

 

 

ノバーラ・ユナイテッド  7位 2勝34敗

2011年から3シーズンイタリアンベースボールリーグに在籍。当時は今以上に上位チームと下位チームにはっきり分断されており、そんな下位グループに属するお荷物チームの一つとして、成績はなかなか振るわなかった。
2016年シーズン、3シーズンぶりにイタリアのトップリーグへ復帰ということをチームは決断した。2015年シーズンに在籍したIBLの下部リーグにあたるセリエAでも所属するグループで10-18の最下位。
もちろん、IBL再挑戦に向けて補強はそれなりに行われていたのだが、全てにおいて根本的な戦力不足だったとしか言いようがない。
パドーバとパルマという同じ下位チームから2勝を挙げたのみ。2勝34敗で勝率は.056。
ポンタが応援するチームがオリックスではなくノバーラだったら、今頃息をしていないだろう。


打線で気を吐いたのは二人。
やはりイタリアリーグの下位チームにおいて軸となってくるのは、マイナーリーグではルーキー級などの下位級止まりでリリースされて世界をさまよっている中南米出身選手と言うことになる。
昨年はセリエAで.387を残したベネズエラ人捕手のホセ・マルケスはチームトップの.286を記録した。

そしてまさしく「投打」における大黒柱として奮闘したのがかつてボローニャでもプレーしていたアレックス・バッサーニ。
ボローニャなどでもリリーフ投手をメインとしながら内野手も兼任していたのだが、今シーズンは本格的に「二刀流」としてチームを支えた。
野手としてはサードを守りながらチーム2位の.259を記録している。4番投手として出場し、降板後も内野手として守備に就く、という形をとっていたことも。裏を返せば、それだけ層が薄いという事である・・・。

マルケスと同様にマイナーリーグ経験のある中南米出身選手のホセ・ガルシアやレオ・ロドリゲスといった内野手が助っ人らしい打撃成績を残せなかったことも大きな誤算。イタリア人選手でもほかに活躍を見せた選手はおらず、チーム打率はリーグ最低の.181という結果に終わっている。U18代表の主砲であるジウリオ・モネーロや昨年セリエAで3割を記録しているマッティア・バラルダあたりに来季以降は期待したい。

ここでは投手陣に触れる前に、ピッチャーの足を大きくひっぱったであろうチームの守備力についても先に触れておきたい。
失策数でリーグワーストの54失策を記録。さらにDERはリーグダントツの最下位。得点換算すると-36.03。
毎試合、リーグの平均的な守備と比べると1点余計に守備で失っていたということになる。
どこまでこの数字の精度が高いかは分からないが、ノバーラの守備がかなりピッチャーの足を引っ張っていたのは間違いない。
特にショートの守備で迷走しており、ベネズエラ出身ショートのホセ・ガルシアが18試合で13失策と守備でも大誤算。
20歳のフィリッポ・アグレッティが彼の代わりにショート入るなど奮闘したものの、他のチームとはここで大きく差が付いていたのは間違いない。

そういった守りをバックに投げた投手陣。イタリアで長年プレーしているベネズエラ人投手のユルマン・リベイロは計算通りの投球はしたものの援護や守備に恵まれず勝ち星はゼロ。
AAA経験者というIBL下位チームの助っ人としては大きな実績を持つドミニカンのジョナサン・アリスティルやベネズエラ出身のホセ・アレーナスも実績を見せつけるような結果は残せなかった。

最大の期待はずれはネットゥーノから移籍してきたダビド・アンセルミ。かつてU18ワールドカップではエースとしてオーストラリアから勝利し、エンジェルス傘下でもプレーした若手のイタリア人投手だが、課題の制球難がさらに加速し12イニングで17四球。
防御率12.75とほとんど戦力になれなかった。イタリア代表入りも期待される投手だったが、下位チームに移籍して更に成績を落とすというキャリアとしても崖っぷちと言っていいだろう。

そんなアンセルミと共に2年前のU21ワールドカップのメンバーに選ばれていたのがエンリコ・バリン。130キロ後半の球速をU21では計測するなどマイナー経験のない十代のイタリア人投手としてまずまずのポテンシャルを見せた右腕は、今年が初めてのトップリーグ挑戦となったが、防御率6.17と満足のいく数字は残せていない。イタリア人投手では、二刀流のバッサーニが唯一まともな戦力だったと言える。チーム全体の防御率は5.79だった。

来シーズンもIBLで戦いを継続するかは不透明。
継続する場合は、バリンやアンセルミといった若い投手の成長など投手陣の整備、さらに守備面ではまずしっかり守れるショートの獲得。チームを立て直すうえでは、まずその2点が大事となってくるはずだ。本当のところは全ての面において補強が必要ではあるのだが・・。

・基本オーダー

9バラルダ
4アグレッティ
6ガルシア ベネズエラ出身 元カージナルスAAA
2マルケス ベネズエラ出身 元パイレーツ1A
5バッサーニ 二刀流
Dテアルディ
7モネーロ U18イタリア代表
3モディカ
8ドボレッタ


・主な先発投手

リベイロ ベネズエラ出身 元マーリンズRk ポルトガルとの二重国籍
アレーナス ベネズエラ出身 元エンジェルスAAA
アリスティル ドミニカ出身 元アストロズAAA
バッサーニ

・主なリリーフ投手

アンセルミ 元レッズ傘下、元U18・21イタリア代表
バリン   2014U21イタリア代表


・エンリコ・バリン  ノバーラ 投手 右右 21歳

セリエBに所属しながら、2014年に台湾で行われていた21Uワールドカップのイタリア代表にも選出された右腕。21Uではスライダーやチェンジアップに加え速球が130キロ中盤-後半の球速を計測するなど、マイナー歴のない十代のイタリア人投手としてはそこそこの球威を披露しており今後を期待させる投球だったが、制球や変化球の精度などで課題も見えた。
21歳になった今年初めてイタリアのトップリーグに挑戦。安定しないチーム事情に、与四球の多さ、対戦相手のレベルが上がり、球威だけでは通用しないという壁にもぶつかり、先発、リリーフ両方をこなしながら防御率6.17と不本意な成績。
年齢が若く、そこそこスピードがあるだけに、今後のアップサイドに期待したい。


○個人タイトル

首位打者:セバスティアン・ポーマ(サンマリノ/イタリア) .369
本塁打王:ジュゼッペ・マッツァンティ(ネットゥーノ/イタリア) 5本
打点王:アレックス・サンブッチ(ボローニャ/イタリア) 30打点
盗塁王:パオリーノ・アンブロッシノ(ボローニャ/イタリア) 18盗塁

最多勝:マシュー・ジエリンスキー(ボローニャ/アメリカ) 9勝
最優秀防御率:マシュー・ジエリンスキー(ボローニャ/アメリカ) 0.53
最多奪三振:ジョナサン・アリスティル(ノバーラ/ドミニカ) 89奪三振
最多セーブダーウィン・クビアン(リミニ/ベネズエラ)4セーブ